ピア(peer)という言葉は、「仲間」「対等」の意味で、ピアカウンセリングとは、共通 の経験と関心に基づいた仲間同志の相互支援活動という意味です。ピアカウンセリングは、 同じ経験を持つ人が相手に対して傾聴と情報提供を行うことにより、相手が自分で問題解決をしようとする手助けを行うことで、従来の専門職による支援とは異なる独自の機能を もっています。障害や病気の違いにかかわらず、同じ課題に挑戦する人々が手を取り合い、自らの経験をお互いに生かし合い、自己肯定感に基づいた可能性を発見するプロセスとも いえます。他の人が努力しようとしている姿勢を理解し、協力し、それに対して援助をし、支援する 方法としてピアカウンセリングは用いられ、自分の今までの経験が生かされ、自己肯定感 が得られます。また、支えるつもりだった自分が支えられ、支え合うという関係が生まれてきます。
セルフヘルプグループの大切さを学びます
仲間同志の相互支援活動には、セルフヘルプグループの存在が重要です。「自分の経験が 役に立てた」という自己肯定感に基づく「経験の分かち合い」のための「安心のグループづくり」を実践的に学び合います。
パートナーシップの大切さを学びます
ピアカウンセリングでは対等な仲間の関係とパートナーシップが土台です。
対等な関係づくりのためのヒントを学び合います。
体験的に学びます
ピアカウンセリングに欠かせない様々なコミュニケーション技術を、グループでの演習を通して体験的に学び合います。
テキスト・テープを活用したピアカウンセリング学習会の進め方を学びます。
JHC板橋会が企画・編集したテキスト・テープに基づき、基礎編としてのポイントを 学習し、日常的なピアカウンセリング学習会を進めるためのノウハウを分かち合います。
項目ごとにチャプター分けした構成になっていますので、必要項目だけ見ることができます
講座の進行に合わせたガイドブックが附属されていますので、講座内容の具体的な展開が 理解でき、直接講座に参加したことと同じ講座内容が把握できます。
DISK-1 (116分)
ピアカンセリングセミナーの目標
オリエンテーション I
《演習》エンジン始動のための演習「他己紹介」
オリエンテーション II
ピアカウンセリングの基本原則
講演「ピアカウンセリングの課題」
社会福祉法人JHC板橋会理事長 寺谷隆子
DISK-2(97分)
信頼づくりの基礎 I
安全な分かち合いのためのコミュニケーション
セルフヘルプグループ育成講座 第2章
信頼づくりの基礎 II
自分のタイプを知る・知ってもらう
《演習》「決定の自分史」
《演習》「期待(誰が何を言っているの)」
信頼づくりの基礎 III
自分のタイプを知る・知ってもらう
《演習》「自分自身に対する気持ち(感情)」
《演習》「得意な一歩」
DISK-3(71分)
3日間の経験の分かち合い
「経験の分かち合い」
終了式
インタビュー
参加者
講師(ピアカウンセラー・ソーシャルワーカー)
主催者
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